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薬剤師の転職・就職サイト > お役立ち情報 > 保坂のりよしの医療制度改革レポート

9.米国の病院における医療サービス

病院といっても、わが国の大学病院と比べれば比較にならないほど小規模なもので、大きく一般病棟、最先端の医療を行う高次機能病棟、緩和ケア病棟の三ブロックに分かれている。外科手術室は入り口に近い1階にあるのが一般的で、重症の患者は四六時中専門医によってケアされる高次機能病棟に入れられる。症状が良くなれば患者は一般病棟へ、さらに社会生活ができる段階になれば緩和ケア病棟へと移される。そこは医療コストの低い看護師や無料奉仕の地域ボランティアによって、患者の手厚いケアが行われている。

病院は地域住民の基金によって設立されたものが多く、そのコミュニティで金持ちの人ほど沢山の寄付金を出している。その理由は今まで地域住民から儲けた金をコミュニティに還元し、助け合うことが常識とされる社会だからでもある。

この考え方は長いこと官僚国家で培われた日本人に理解しがたい。年貢を納めるかわりに役人が国民を守ってきた管理国家に対して、アメリカは真の自由を求めた人々が、過酷な土地でお互いに助け合いながら生きてきた歴史の違いがある。外圧による規制緩和が進行しているが、狩猟民族と農耕民族のたどってきた過程そのものを理解しなければ良い結果は生まれない。

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 序.米国の医療改革が
        日本に及ぼす影響


 2.民間医療保険が
        医療の中核を担う

 3.民活から始まった
        医療保障制度

 4.弱者を救済する
        公的医療保険制度

 5.税金が安く福祉充実の
        州へ人口移動

 6.地域医療を担う
        ホームドクター制度

 7.さらに細分化される
        専門医制度

 8.掛け金によって異なる
        医療サービス

 9.米国の病院における
        医療サービス


 11.在宅医療を支える
        ボランティア社会

 12.民間活力が誕生させた
        HMO医療組織

 13.ニクソンが導入した
        新医療保険

 14.カーターから
        レーガンの時代へ

 15.医療事業の
        連邦予算による支出

 16.出来高払いから
        定額払いの医療へ

 17.先進国の平均入院日数と
        糖尿病疾患


 19.公的医療費を補足する
           メディギャップ

 20.米国の処方医薬品
           上位100品目



 23.受け皿の整備が在宅
           医療を進めた

 24.バウチャーを配給する
           ブッシュプラン

 25.負担額によって決まる
           医療サービス

 26.大きな政府の
           復活になるか


 28.処方せんフィーは
          2ドル50セント

 29.6年間で612店の
          独立薬局が消滅

 30.専門性への転換を
          進めるキーン氏


 32.議会が処方せん
        薬価抑制法案を検討




 36.より手ごろな価格の
           医療を約束



 39.医療のセキュリティー
           ナンバー制度





 44.医療費を押し上げる
          医療過誤保険

 45.一夜にして
          百万長者になれる


 47.医療保険の
           不思議なからくり


 49.一杯のコーヒーが
           2億9000万円


 51.乱訴防止法は
         救世主になり得るか