20.米国の処方医薬品上位100品目
FULの例外事項として、医者が処方せんに「ブランド品が医学上必要」と記載した場合は、銘柄品の価格による償還が認められる。この記載がない処方せんでは銘柄品を使用しても、政府はFUL価格しか償還しない。その差額分は薬局の持ち出しになってしまう。このような理由から、薬剤師は必ず患者に対して自己負担でよいか、それともジェネリック品にするかの同意を求めておかなければならない。
薬剤師は医師に確認を求めることなくジェネリックに変更できるが、いくら患者の同意があっても事故が起きれば薬剤師の責任は免れない。FULで設定されている医薬品は50,000アイテム中1,200アイテムにのぼる。だが1年間に20品目からの新薬特許が切れていく中で、FUL収載医薬品は増加傾向にある。このようにジェネリックの需要は高まっていて、処方せんベースでみると年間5パーセントの増加がみられる。処方せんに記載された医薬品を分析すると、ベスト100位中ジェネリックは43パーセントの使用率。将来は70パーセントまで増加するのではないかと予測する専門家もいる。下の表はジェネリックの売上高推移だが、2000年には650億ドルに上っている。
表:米国の処方医薬品上位100品目(PDF)
