37.米大統領選討論要旨(医療保険問題について)
大統領選での公約は必ず実行するのがアメリカ社会である。もしどこかの国のような曖昧さと馴れ合いが出てくれば、米国民はそっぽを向いてしまう。決して許されることがない。以下は2選を果たしたジョージ・ブッシュの公約と見てよい。」
ブッシュ氏「医療改革が進んでいないのは、市場の力が働いていないためだ。情報技術(IT)が十分に使用されれば20%の費用削減も可能だ。わたしは医療制度、訴訟制度などの改革を行っていく。」
ケリー氏「医療費が高騰しているのは現政権の責任が大きい。わたしは1990年代にメディケア改革に取り組んでいる。ブッシュ氏の指摘は間違いだ。」
ケリー氏「わたしの医療保険改革の計画はシンプルだ。国民に医療への選択肢を与える。すべての子どもが加入の対象となり、選択が与えられる。」
ブッシュ氏「ケリー氏の計画を実現するには1兆ドルが必要だと言われている。そして800万人が民間の保険から政府の保険に移ることになる。これは医療保険の質を下げることだ。」
ブッシュ氏「高齢者への約束は守るが、問題は若い人のための対策。何もしなければ代償は大きくなる。民主党とも協力して次の任期も一生懸命取り組む。」
ケリー氏「大統領の計画では2兆ドルの資金不足が出る。大統領は過去最大の財政赤字を計上したが、わたしたちは90年代に財政均衡を成し遂げた。」